企画展
企画展「マチノカタチ -盛岡城下町の都市プラン-」
2025年4月26日(土)〜2025年7月6日(日)
アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズに、「2023年に行くべき52か所」の一つとして紹介されて以降、俄に国内外から注目を集めている盛岡。県庁所在地として岩手県の政治・経済・文化の中心として発展してきた一方、山々に囲まれ、町中には川が通る自然豊かな町として、盛岡の内外を問わず多くの人々に親しまれています。この現在の盛岡(特に中心市街地)は、盛岡藩主南部家の居城である盛岡城を中心として、計画的に建設された城下町が起点となっています。そもそも400年以上も昔、戦国時代から江戸時代に移り変わる時期に、盛岡南部家は何を意図してこの城下町を計画したのでしょうか。また江戸時代250年という長きにわたり城下町として維持・発展していくなかで、「マチ」はどのように変化していくのでしょうか。これは現在にも受け継がれている、盛岡という「マチ(街・町)」の「カタチ(形状・構成)」に込められた意味を探る試みでもあります。本企画展では、現存する盛岡城下図を中心とする、盛岡城下町の歴史を示す各種資料をもとに、盛岡城下町の実態や都市としての特徴を探ります。今でも盛岡の街を歩くと、城下町であった頃の名残を感じさせる建物・道筋・地形・地名など様々な「歴史の痕跡」に出会えますが、それらをより深く知っていただく機会となれば幸いです。
主催もりおか歴史文化館活性化グループ

企画展「金山を開発せよ-「大槌金沢金山之図」制作に迫る-」
2025年8月9日(土)〜2025年10月26日(日)
当館には、岩手県大槌町に江戸時代に産金を誇った金沢金山を描いた12mに及ぶ長大な絵巻が残されています。絵巻には、金の採掘から製錬に至るまでの一連の作業が詳細に描かれており、江戸時代の鉱山技術や金山で生き生きと働く人々の様子を知ることができる貴重な資料です。金沢金山の様子を描いた絵巻は、当館本も含め6点も確認されていますが、制作者・制作年代、またなぜ同様の絵巻が複数制作されたのか詳細は分かっていません。 江戸時代前期に発見された金沢金山は、江戸時代後期に再開発が見込まれると、江戸幕府役人が数度にわたり調査に訪れ、これを契機に盛岡藩は金沢金山をはじめとする金山の開発プロジェクトを立ち上げます。しかし、良質な鉱脈発見への苦闘、江戸幕府から開発資金を獲得するための交渉など多くの困難が立ちはだかりました。 本展では、金山開発の実務を担った一人の盛岡藩士が記した日記などから、金山開発の経過やそれに挑んだ人々の様子を読み解き、「大槌金沢金山之図」の制作者・制作年代・制作背景を探ります。そこには、なぜ金山開発が行われたのか、盛岡藩における金山開発の意味が浮かび上がるはずです。
主催もりおか歴史文化館活性化グループ

テーマ展
テーマ展「甘味 -もりおか・お菓子の記憶-」
2025年4月16日(水)〜2025年7月14日(月)
今も昔も私たちを魅了する甘味。本展では当館収蔵資料から「甘味」に関するものに焦点を当て、ご紹介します。江戸時代に盛岡藩主南部家とその家臣たちはどのような菓子を食べていたのか。江戸時代以降、盛岡にはどのような菓子があったのか。実際はどのような色や形、味わいだったのかを想像しながら、この展示をとおして「甘味を食べたい」と思っていただければ幸いです。
主催もりおか歴史文化館活性化グループ

特別展
季節の展示
年間スケジュール
企画展 | テーマ展 | ||
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2025年4月 | |||
甘味 |
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マチノカタチ ー盛岡城下町の都市プランー 4月26日~7月6日(日) |
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5月 | |||
6月 | |||
7月 | |||
稲造以前のこと ー盛岡藩士・新渡戸一族ー 7月18日金~11月17日(月)
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8月 | |||
金山を開発せよ ー「大槌金沢金山之図」のなぞに迫るー 8月9日(土)~10月26日(日) |
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9月 | |||
10月 | |||
11月 | |||
干支コレクション「午」 11月19日(水)~2月16日(月)
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12月 | |||
2026年1月 | |||
南部鉄器展 ー受けつがれゆく美と技ー 1月10日(土)~1月31日(土) |
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2月 | |||
季節を彩る人形 ー願う・愛でるー 2月14日(土)~5月10日(日) |
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「千葉記」に見る南部利雄の幼少期 2月18日(水)~4月20日(月) |
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3月 | |||