3月2日(土)から開催している第1回もりおか歴史文化館自由研究コンクール作品展、いよいよ本日(3/10)が最終日となりました。短い募集期間にもかかわらず、盛岡市内の小学校26校から47人の児童の皆さんが素晴らしい作品の数々を応募してくださいました。

遅くなりましたが、3月3日の表彰式で受賞された作品をご紹介いたします。

 

<高学年の部>

★最優秀賞「戊辰戦争と楢山佐渡」/杜陵小学校6年生 三浦悠唯子さん

戊辰戦争における盛岡藩家老楢山佐渡の決断とその勇姿について丁寧にまとめた、模造紙8枚に及ぶ超大作です。戊辰戦争にかかわる地や、博物館にも足を運んでおり、今後のさらなる研究に期待しております!

 

★優秀賞「南部鉄器を調べよう」/山岸小学校5年生 高橋舞さん

実際に岩鋳と盛岡手づくり村に行き、職人さんに気になった疑問について質問しまとめるなど、南部鉄器への愛にあふれた作品です。

 

<低・中学年の部>

★最優秀賞「もりおか ものしりカルタ」/仁王小学校4年生 吉田清玲さん

カルタ遊びを通して、盛岡を学ぶきっかけを作りたい。そして絵札を取った人が解説を読み上げることで、みんなで学習もできるようにと作られた、盛岡にまつわる人・もの・場所など全てに対し郷土愛があふれた作品です。

 

★優秀賞「高松の池の水はどこに流れていく」/上田小学校4年生 齊藤景也さん

高松の池の水がどこに流れるかを調べ、実際にそのルートを歩いて探索(3日間かかったそうです)!市役所や現地の人の話も聞きながら、各所の写真もおさえて分かりやすくまとめられています。

 

★佳作「みんな大すき わたしも大すき もりおかさんさおどりのひみつ」/北厨川小学校1年生 櫻田真尋さん

さんさ踊りの起源や、踊りに込められた意味を調べると共に、実際に三ツ石神社に足を運び、見て学んだ研究内容。切り紙で花笠衣装の太鼓打ちを表現したり、実際に「七夕くずし」を踊り、コマ割り写真で表現するなど見ていて楽しくなる・さんさ踊りが好きになる作品です。

 

★佳作「石川硺木の歌碑さがし」/上田小学校3年生 中舘栞優さん

「硺木新婚の家」で見つけた「石川硺木歌碑案内図」をきっかけに、紹介されていた14個の歌碑を実際に探し、まとめた作品。歌碑と一緒に写真を撮っているので、現地の様子や歌碑の大きさがよく分かります。

 

★佳作「夕顔瀬橋の由来」/東松園小学校3年生 三上春陽さん

なぜ夕顔瀬橋とよばれるようになったのかという疑問をきっかけに、夕顔瀬地区・天昌寺地区の歴史について、実際に現地に足を運び、分かったことを丁寧にまとめています。最後には何と夕顔を料理して美味しくいただいています。

 

<その他>

★審査員特別賞「城下町盛岡の成り立ち」/桜城小学校6年生 柾谷航大郎さん

江戸時代から盛岡の町がどのようにできあがったのか、そして、今どんな町になったのか。現在の地図の上に、透明状の昔の地図を重ね、その変遷が分かるよう工夫された作品です。

 

★館長賞「みんな大すき わたしも大すき もりおかさんさおどりのひみつ」/北厨川小学校1年生 櫻田真尋さん

※佳作にも入賞しています。切り紙で作られた踊り手が当館の館長の心を射抜きました!

 

入賞した作品以外も、どれも盛岡愛にあふれた素晴らしい作品です。正直選ぶのに非常に悩みました。

 

最後に授賞式の集合写真を! 応募してくださった皆さん、改めて御礼申し上げます。

次年度以降も開催していきたいと考えておりますので、盛岡を愛する皆さん、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。