「週刊鍾馗」第3号は、江戸時代後期~明治時代初期に活躍した絵師 岸禮(がんれい)が描いた「鍾馗図」をご紹介します。

 

 1号・2号でご紹介した「鍾馗」と比べ、実に優しそうなお顔立ちです。最初に見た時は、学芸一同、思わず「サンタさん・・・」と呟いてしまいました。

 玄宗皇帝に襲いかかる鬼を退治して去るところなのか、はたまた鬼を見つけて今から向かおうとしているところなのか、その目に映るものは何か、想像力がかきたてられます。

 

 岸禮(1816~1883)は、岸駒を祖とする「岸派」の一人で、二代目 岸岱(実の父親)に師事していました。

 福井県敦賀市の敦賀市立博物館には岸禮の作である「山水図屏風」「百福図」が所蔵されており、水墨を主にした柔和な画風を得意としていた様子がうかがえます。

 

 次回はどんな鍾馗が登場するのでしょう(実は未定です)。