だんだんと盛岡も暖かくなってきましたね。
もりおか歴史文化館では2月1日(日)に初めての試みとなる「歴文館リーディングカフェ」、3月1日(日)に企画展「花づくし ~花鳥を愛でる~」の連動ワークショップ「南部菱刺し ~花模様~」を開催しました。
◆歴文館リーディングカフェ
この企画は、お客様にお茶とお菓子を食べていただきながら、ゆったりとカフェ気分で盛岡ゆかりの作品にふれてもらおうと考えて始めました。
記念すべき第1回目は、岩手を代表する詩人・童話作家である宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を、劇団「現代時報」代表の高村明彦さんと当館館長の畑中美耶子が朗読、チェロ奏者の三浦祥子さんによる演奏でお送りしました。
迫力ある朗読、場面を盛り上げるチェロの響き。お客様からは大変素晴らしかったとのお声をいただき、感激しております。
平成27年度は年4回のペースで開催してまいりますので、どうぞお楽しみに!
◆南部菱刺し ~花模様~
主に八戸地域を中心に受け継がれてきた「南部菱刺し」。様々な模様がありますが、今回は企画展「花づくし ~花鳥を愛でる~」にあわせて、伝統的な花の模様「梅」に挑戦しました。講師は南部菱刺し小物作家として活躍されている山西由美子さんです。
参加された皆様は初めての方ばかりで、最初は本当にできるのか不安な表情を浮かべていらっしゃいましたが、山西先生が丁寧に教えてくださり、刺し方に慣れるとすいすいと出来上がっていきました。
そしてついに出来上がりました!完成品はこちらです。
糸の色や、糸の引き方の強弱で、同じ模様でもだいぶ印象が変わりますね。皆様、とても初めてとは思えないすばらしい完成度です!
また企画展などに絡めて開催したと考えております。みなさんで南部菱刺しを体験して広めていきましょう♪