【企画展】

第10回企画展「南部火消の世界 ~粋でいなせな男たち~」

「火事と喧嘩は江戸の華」と称されるほど、大都市「江戸」は度重なる大火に見舞われてきました。幕府は大名火消(だいみょうびけし)、定火消(じょうびけし)、町火消(まちびけし)などからなる消防組織を作り上げ、それに伴い様々な火事装束や纒(まとい)など火消に関わる文化が生み出されていきます。

ここ盛岡でも、城下町として発展していくにつれ火災への備えが必要となり、慶安3年(1650)に城下火廻番(じょうかひまわりばん)という防火組織が設置され、4代藩主南部重信の代には武家を中心とした火消組織(定火消)が編成されるなど、防火に対する気運が高まっていきます。また、町人たちの間でも自衛組織、いわゆる町火消が発足し、彼らの活躍により盛岡は幾多の災害を乗り越えていきました。

本展では、南部家伝来の火事装束や豪商の火消用具、町火消の半纏や纏などを展示し、城下盛岡で培われてきた火消の文化をご紹介します。また、南部火消の伝統を受け継ぐ消防団が中心となり、現在まで受け継がれている「盛岡山車の運行」や「裸参り」などの伝統行事についても取り上げていきます。

町の防災、伝統行事を守るために高い志をもち、活躍をつづける意気盛んな「南部火消」の軌跡を辿ります。

  • 会期2014年1月11日(土)〜2014年3月9日(日)
  • 共催盛岡市消防団,南部火消伝統保存会,盛岡山車推進会
  • 会場2階「企画展示室」
  • 開館時間9:00~18:00 ※入場受付は17:30まで
  • 観覧料

    ※2階「歴史常設展示室」の入場券(一般300円,高校生200円,小・中学生100円)でご覧いただけます。(団体(20名以上)は各2割引/企画展のみご覧になる場合でも入場料が必要です)

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