【企画展】

第6回企画展「館蔵人形展 ~季節を彩る人形たち~」

江戸時代初期,京や大坂など各地方からさまざまな品物や風俗が江戸にもたらされます。中世までは京の貴族階級の行事であった「雛遊び」も,江戸時代中期ごろからは「雛祭り」と呼ばれ,庶民にも広く親しまれるようになりました。
幕府は3月3日の上巳(じょうし),5月5日の端午のほか,正月7日の人日(じんじつ),7月7日の七夕,9月9日の重陽を五節句と定め,もっとも重要な式日としました。盛岡藩南部家においても五節句は重要な式日として執り行われ,家老席日誌『雑書』など歴史資料にも各節句の様子が記載されています。

現在でも馴染みの深いこれらの節句行事ですが,シンボルである雛人形や武者人形などがいつの時代になぜ生まれたのか,その歴史は意外に知られていません。
本展では,上巳・端午の節句のルーツ,日本の四季を鮮やかに彩ってきた人形たちに込められた祈りをご紹介します。ひと足早い春の訪れを感じていただければ幸いです。

  • 会期2013年1月12日(土)〜2013年3月10日(日)
  • 会場もりおか歴史文化館 2階「企画展示室」
  • 観覧料

    ※2階「歴史常設展示室」の入場券(一般300円,高校生200円,小・中学生100円)でご覧いただけます。

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