【特別展】
特別展「南部鉄器展 -暮らしの中の鉄器たち-」


岩手県を代表する工芸品であり、現在では国内外から注目されている「南部鉄器」。
南部鉄器は盛岡市と奥州市水沢区で作られている鉄器の総称ですが、旧盛岡藩である盛岡と旧仙台藩である水沢とでは、それぞれ異なる歴史を持ち、現在まで受け継がれています。
ここ盛岡では藩内で鉄器づくりに必要な鉄や砂、木炭などを得られる好環境と、藩主である南部家の奨励のもと江戸時代に発展を遂げていきました。お抱えの釜師や鋳物師たちは、互いに技術を研鑽しあいながら数多くの鉄器を作り、時の藩主は「在所細工(※盛岡藩の職人が作った品という意)」の茶釜や鉄瓶を幕閣や他の大名に贈っていた記録が残されています。
江戸時代が終わり藩の庇護を失った職人たちは大きな転換期を迎えますが、明治・大正・昭和・平成、そして令和と幾多の盛衰を繰り返しながら、今もなお伝統の技術を受け継ぐ職人たちが南部鉄器を作り続けています。
本展では現役の南部鉄器職人たちが2025年度までに制作した作品を中心にご覧いただきます。その時代、暮らしにあった姿形を模索し、常に進化を続ける職人たちが形作った鉄の姿、そこに込められた思いを感じていただければ幸いです。
- 会期2026年1月10日(土)〜2026年1月31日(土)
- 主催もりおか歴史文化館活性化グループ
- 共催南部鉄器協同組合
- 会場もりおか歴史文化館 2階企画展示室
- 開館時間9:00~18:00(入場受付は17:30まで)
- 観覧料
特別展は無料
※歴史常設展示室をご覧になる際には下記の観覧料が必要です
一般300円、高校生200円、小・中学生100円 ※団体(20人以上)は各2割引
・ 盛岡市内在住で65歳以上の方、小・中学生のうち盛岡市在住・就学の方は無料
・ 障がいをお持ちの方やその介護をなさる方(障がい者1人につき1人まで)は無料

