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【企画展】

企画展「もりおか古文書学演習 -古文書が語る盛岡南部家の歴史-」

「古文書」は歴史を知るための情報の宝庫です。それは文字(くずし字)を解読して読みとれる内容だけでなく、どのような様式や形態で作成されているかといった、文字以外の情報も含みます。日本では古くから、文書を作成する際、使う紙、文字の書き方、署名の仕方、日付・宛名の書き方などを、相手や内容によって変えるといったルールが存在していました。しかもそのルールは、時代の変遷や地域の相違によって、さらに複雑になっていきます。しかしこのルールを理解しておくと、文字から読み取れる内容だけでは見えてこない、「古文書」の別の一面を知ることができます。つまり、たとえ文字が読めなかったとしても、その様式や形態に着目することによって、「古文書」が語る歴史の一端に触れることができるということです。この「古文書」のもつ複雑な性質を理解し、「古文書」に関する知識を整理するところの学問が「古文書学」です。「古文書学」は、これを学ぶことによって「古文書」の史料的価値を明確にできることから、日本史の研究上で最も重要な武器とも言われています。本展では、盛岡南部家に伝来した「古文書」の歴史的意義について、改めて「古文書学」的な観点から迫ってみたいと思います。現在でも手紙を書くとき、さまざまなルールや作法に頭を悩ませることも多いかと思いますが、本展を通じてその伝統の意義を知っていただくとともに、「古文書」の持つさらなる魅力に気づいていただけたら幸いです。

  • 会期2023年12月9日(土)〜2024年2月19日(月)
  • 主催もりおか歴史文化館活性化グループ
  • 会場もりおか歴史文化館 2階企画展示室
  • 開館時間9:00~18:00(入場受付は17:30まで)
  • 観覧料

    一般300円、高校生200円、小・中学生100円 ※団体(20人以上)は各2割引
     ・ 盛岡市内在住で65歳以上の方、小・中学生のうち盛岡市在住・就学の方は無料
     ・ 障がいをお持ちの方やその介護をなさる方(障がい者1人につき1人まで)は無料

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