【企画展】

もりおか冬事情~寒さと戦う・冬を楽しむ~

 私たちの暮らす盛岡は、東を北上山地、西を奥羽山脈にはさまれた北上盆地の北部に位置しており、冬は非常に冷え込み、本州の県庁所在地の中で年平均気温が最も低い地域とされています。昔より暖かく、降雪量も少なくなったといわれていますが、今もなお冬は長く厳しい季節です。ましてや現在の様に暖房器具や交通機関も発達していなかった時代を考えると、当時の人たちは雪と氷に包まれた厳しい寒さの時期をどのように乗り切ってきたのでしょうか。
 本展では主に昭和時代までを中心とした写真資料、冬の暮らしを支えた衣服や道具類などを展示し、昔ながらの暖をとる方法やその変遷、逆に寒いことを活かして楽しむ盛岡の人々の姿をご紹介します。時代と共に移り変わってきた暮らしの様相を感じていただくと共に、昔も今も変わらない「冬」という季節を愛し、「寒さ」を受け入れて過ごす北国の人々の力強さを感じていただく機会となれば幸いです。

  • 会期2017年11月22日(水)〜2018年2月12日(月)
  • 主催もりおか歴史文化館活性化グループ
  • 共催盛岡市、盛岡市教育委員会
  • 会場2階企画展示室
  • 開館時間9:00~18:00(※入場受付は17:30まで)
  • 観覧料

    一般300円、高校生200円、小・中学生100円 ※団体(20人以上)は各2割引

    • 盛岡市内在住で65歳以上の方、小・中学生のうち盛岡市在住・就学の方は無料
    • 障がいをお持ちの方やその介護をなさる方(障がい者1人につき1人まで)は無料
    • 招待券をお持ちの方と同行の方1人までは無料
学芸員おすすめポイント

今回の企画展は北国に住む私たちにとって、1年で最も長く感じる季節「冬」をテーマに様々な資料を展示しています。中でも『ジジからの絵手紙』の作者 菅原幸一さんが戦時中・戦後の盛岡の様子を描いたイラストは必見!実際に体験したエピソードとあわせて、当時の盛岡における冬の暮らしの様子が分かりやすく伝わってきます。
また昭和30年から50年代にかけての写真も多数展示しています。昭和46年に岩手公園(盛岡城跡公園)でソリ遊びをした当時小学生の方!もしかしたらご自身が映っているかも・・・?

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