展覧会情報

もりおか歴史文化館の企画展示室、テーマ展示室で開催
されるオリジナルの展覧会をご紹介します。

企画展

企画展「盛岡と北海道 ー盛岡藩と蝦夷地の関係・交流史ー」

2019年12月21日(土)〜2020年3月8日(日)

北海道の南端、渡島半島南東部には、世界的にも有名な函館の夜景を一望できる函館山がありますが、この函館山の登り口に向かう坂を「南部坂」と呼ぶことをご存知でしょうか?また函館から内浦湾を挟んで北東にある室蘭は、北日本を代表する工業・港湾都市ですが、そこに広がる工場群(ここの夜景も近年注目を集めています)とは、不釣り合いにも感じる「陣屋町」という地名が残っています。これらの地名は、江戸時代に盛岡南部家が治めていた盛岡藩と、当時は蝦夷地と呼ばれていた北海道との、歴史的な関係を示す痕跡ともいえるものです。現在でも多くの人々が、観光やビジネスなど多様な面で、盛岡と北海道を行き来していますが、この2つの地域は今から200年以上も前から、政治・経済・文化など、さまざまな面で密接な繋がりを持っていました。本展では意識されることの少ない盛岡と北海道という、2つの地域の関係と交流の歴史を、盛岡に残された江戸時代の関連資料を中心に紐解きながらご紹介します。 北海道と呼ばれるようになってから150年の節目を迎え、また昨年は旧盛岡藩領と北海道を直接つなぐ新たな海上ルート(宮古⇔室蘭フェリー)が開通しました。このような盛岡と北海道との縁を感じることの多い今、本展を通じて改めてその関係と交流の歴史を見つめ直し、2つの地域の親しみ深い繋がりを少しでも感じていただければ幸いです。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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企画展「漆戸茂樹没後150年 SHIGEKI ー盛岡藩沿岸を測量した男ー」

2020年4月15日(水)〜2020年6月30日(火)

歴代の盛岡藩主や楢山佐渡・目時隆之進などの江戸時代末期の盛岡藩家老をご存知の方は多いでしょう。彼らは、盛岡の歴史の表舞台に立ち、盛岡藩政の舵取りをした人物たちです。そのような藩主や家老らを支え、領内を奔走し、藩の政務を行った名もなき実務官吏が盛岡藩には多くいました。しかし、彼らがどのような藩の仕事を行い、どのような一生を送ったのか、一藩士の暮らしぶりやその生き方についてはこれまであまり語られることはありませんでした。 盛岡藩の実務官吏の一人に漆戸茂樹(1790-1870)という人物がいます。盛岡以北の奥州街道について里程や名所が詳細に記された「北奥路程記」を著したことで有名ですが、その出自やどのような役職にあってどのような仕事に携わったかなどほとんど知られていません。彼は盛岡藩の勘定奉行として江戸幕府に提出する天保国絵図・郷帳の作成、盛岡藩沿岸の海岸線を測量して絵図を作成するなど様々な仕事に携わっています。様々な藩の仕事のため領内各地をくまなく廻って歩いたからこそ領内の地理や状況に精通し、その集大成として「北奥路程記」を記すことができたのです。 当館では、これまで歴代の南部家当主に焦点をあて「盛岡」の歴史を見直す展示を行ってきました。本展は、その一連として、今まで取り上げられることが少なかった「藩士」に光をあて、一人の盛岡藩士の生涯を通じて、「盛岡」の歴史の新たな一面を発見しようと試みるものです。天保国絵図や盛岡藩の海岸線を描いた絵図など漆戸茂樹が携わった仕事に関する資料や多くの著作などから、盛岡藩士の生き方や彼が生きた江戸時代末期の盛岡藩の様子を感じていただければ幸いです。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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<中止>企画展「江戸へ ー盛岡藩の参勤交代ー」

2020年8月1日(土)〜2020年10月19日(月)

江戸時代の大名たちに課された義務「参勤交代」。制度化されたのは江戸幕府3代将軍・徳川家光の頃ですが、それ以前から大名による自主的な参勤交代は行われていました。大名たちは、一体何のために遠路遥々江戸に集まってきていたのでしょうか。現存する盛岡藩の参勤交代関連資料から、参勤交代の実情に迫ります。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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特別展「新作南部鉄器展 ~鉄をつむぐ~」

2020年11月1日(日)〜2020年11月23日(月)

【つむぐ/紡ぐ】 繭や綿などの繊維を錘にかけて糸を作ること―。 比喩的な表現で言葉をつなげ、主に物語や詩歌などの文章を作ること―。  ここ盛岡が、盛岡藩の城下町として栄えた江戸時代。この時代に多くの工芸品が生まれ、そのひとつである南部鉄器も藩内で鉄器づくりに必要な鉄や砂、木炭などを得られる好環境と、藩主の奨励のもと発展を遂げていきました。そして幾多の盛衰を繰り返しながら、現在も伝統の技術を守る職人たちが、その時代・暮らしにあった姿形を模索し、新たな風を取り入れた鉄器を作りつづけ、現在まで受け継がれています。 師匠から弟子へと受け継がれてきた技術はまるで一本の糸のようであり、職人たちの価値観やこだわりが折り重なり作り上げられた作品は、まるで鉄でつむがれたひとつの物語のように感じられます。 本展では2020年度の新作を中心にご覧いただきます。職人たちが南部鉄器に込めた思いの一端を感じていただければ幸いです。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ
協力南部鉄器協同組合

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テーマ展

テーマ展「ゆくとし、来るとし、めでたづくし」

2019年12月18日(水)〜2020年2月17日(月)

鶴や亀、七福神など、縁起がよいものとして描かれた資料を展示します。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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テーマ展「桃と端午の節句」

2020年2月19日(水)〜2020年5月18日(月)

節句とは、季節の変わり目に、新たな季節の健康や幸福を祈る、節目となる日のこと。 歴史資料と節句人形から、昔の節句行事の様子をご紹介します。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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<中止>テーマ展「南部家の生き方 episode.0 ー系譜にみる中世の南部家ー」

2020年5月20日(水)〜2020年7月19日(日)

盛岡南部家に伝わった系譜類から、彼らが先祖をどのように認識していたかに迫ります。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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<中止>テーマ展「盛岡藩のスポーツ ーわざくらべー」

2020年7月23日(木)〜2020年9月22日(火)

東京オリンピック開催に合わせ、江戸時代の盛岡藩のスポーツ・競技にまつわる資料をご紹介します。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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テーマ展「新収蔵資料展」

2020年9月24日(木)〜2020年12月14日(月)

今回の新収蔵資料展では、このたび貴重な資料群を盛岡市に寄贈(当館に収蔵)いただくことになった「七戸南部家資料」のうちから、選りすぐりの資料をまとめて御紹介します。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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テーマ展「罪と罰 -盛岡藩の犯罪記録と町奉行の仕事-」

2020年12月18日(金)〜2021年2月15日(月)

「盛岡藩家老席雑書」などの藩政資料から、藩内で起こった犯罪と刑罰の記録をひも解きます。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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季節の展示

<中止>「合子形兜」実物公開

2020年4月25日(土)〜2020年5月10日(日)

戦国武将・大名 黒田官兵衛ゆかりの「合子形兜」の実物を公開します。

主催もりおか歴史文化館活性化グループ

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