企画展
企画展「南部家のたしなみ ー詠む・描く・書くー」
2021年4月21日(水)〜2021年6月20日(日)
江戸時代末期の盛岡藩の記録にこのような記事があります。 諸御稽古御定日 二七 御兵学 五十 御経学御輪講 四九 御射術 六ノ日 別段御兵学 三ノ日 御謡曲 八ノ日 御茶事 これらは盛岡藩主やその子ども達が行う稽古日と稽古内容を定めたもので、毎月2日と7日は兵学、5日と10日は経学、4日と9日は射術、6・16・26日は特別の兵学、3・13・23日は謡曲、8・18・28日は茶道を稽古するとされています。この他にも、馬術、書画、能なども稽古していたことが他の記録に見られます。こうしてみると毎日何かしらの稽古をしており、現代の子ども達が学校以外に塾通いや習い事で忙しくしているのと何ら変わりないように感じられます。 なぜ、彼らはこんなにも学問や芸事を学んだのでしょうか。時間やお金にゆとりのある人が趣味としてする素人芸などを「大名芸」や「殿様芸」と表現することがありますが、彼らは趣味としてこれほど様々な学問や芸事を学んでいたのでしょうか。大名は教養として学問や芸事を嗜んだと言われていますが、なぜ学び、何を求めて学んでいたのか判然としないことが多いように思われます。 本展は、彼らが稽古した様々な学問や芸事の一つ一つを見直すことで、なぜ学び、稽古することで何を得ようとしていたのか探ろうとする展示です。今回は、盛岡藩主や南部家の人々が詠んだ和歌や漢詩、描いた絵画や記した書を取り上げます。これらは南部家の歴史を物語る資料として紹介されることが多かったのですが、作品が作られた背景や意図、込められた思いを読み解き、江戸時代の南部家の学びについて見つめなおします。
主催もりおか歴史文化館活性化グループ

テーマ展
テーマ展「被災地の今 -復興、道半ば-」
2021年2月17日(水)〜2021年5月17日(月)
東日本大震災当時の写真とともに現在の写真などを展示しながら、復興の状況などをご紹介します。
主催もりおか歴史文化館活性化グループ
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特別展
季節の展示
年間スケジュール
企画展 | テーマ展 | ||
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2021年4月 | 被災地の今 —復興、道半ば— 2月17日(水)~5月17日(月) |
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南部家のたしなみ —詠む・描く・書く— 4月21日(水)~6月20日(日) |
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5月 | |||
南部家の生き方 episode.0 — 系譜にみる中世の南部家 — 5月19日(水)~7月12日(月) |
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6月 | |||
7月 | |||
盛岡藩のスポーツ — わざくらべ — 7月16日(金)~10月18日(月) |
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8月 | 江戸へ — 盛岡藩の参勤交代 — 7月31日(土)~10月3日(日) |
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9月 | |||
10月 | |||
罪と罰Ⅱ —城下町盛岡の犯罪録— 10月20日(水)~12月20日(月) |
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11月 | |||
12月 | |||
江戸時代の平泉 12月24日(金)~2月14日(月) |
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2022年1月 | |||
『雑書』の世界 —家老が書き残した盛岡藩— 1月19日(水)~3月14日(月) |
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2月 | |||
南部家の節句行事 2月16日(水)~5月16日(月) |
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3月 | |||